焼き印をリニューアルしました

いつも 製本工房 とじ助 をご愛顧いただきありがとうございます。

とじ助の場合、製品が完成すると完成品の証として焼き印を押しているのですが、いままではコンロであぶって焼き印を押していました。

これだと焼き印の温度管理が難しくて、焼きムラをださないようにするには、じっくり10分ほど強火であぶってから、1つ押しては、2分あぶり、また押しては、2分あぶりと時間がかかる上に、キレイに焼き色を出すにはコツがいるのでした。

たまたま、焼き印を自作しているかたのサイトを見て、自分でもできそうなので自作してみました。

必要なのは真鍮サイコロと削る道具(ルーター)です。あと、今回は火であぶるのはやめにして、電気ゴテにするためにハンダゴテを用意しました。
とりあえずレポートがてらご報告です。

真鍮ブロック

真鍮ブロック(20x20mm)

プロクソンのルーター

プロクソンのルーター

まずは、印影の作成です。きっちり20mmx20mmに収めるために、印刷が正確にできるフォトショップで作成しました。目指すマークは◯にと(勘亭流)です。

フォトショップで印影を作りました

フォトショップで印影を作りました

反転させて、きっちり2cm真四角に印刷して、カーボン紙で真鍮ブロックの印面に写しとります。

印影は反転してカーボン紙でブロックに写しました

印影は反転してカーボン紙でブロックに写しました

あとは、万力で固定して掘るだけです。

万力でしっかり固定

万力でしっかり固定

掘るのには、ダイソーで5種類セットになっているダイヤモンドビットで彫りました。1本当たり20円というシロモノですが、真鍮程度の柔らかいものなら十分使えました。

ダイヤモンドビットで彫ります

ダイヤモンドビットで彫ります

特にトラブルもなく、いいあんばいに彫れたので一旦万力から外して印面を砥石で研いで試し押ししてみます。

掘り終わった印影を砥石で磨きます

掘り終わった印影を砥石で磨きます

いきなり熱をかけるわけにも行かないので、朱肉で試します。

とりあえず朱肉で確認

とりあえず朱肉で確認

一画目の飛び出しがイマイチなのでもう少し彫ります

一画目の飛び出しがイマイチなのでもう少し彫ります

思ったよりキレイですが、との一画目の飛び出しがすこし汚いので、そのへんをもう一度彫ります。
再度、試し押しをしてOKだったので、ハンダゴテに取り付けます。

取り付けについては、普通は、真鍮ブロックのほうにネジ穴を作ってそこにネジを入れて取っ手をつけるのが一般的なようです。(確かに、焼き印ってそうなってますね)

ただ、このコテはハンダゴテとして使うこともあるので、ハンダゴテ本来の機能を損なうような改造はしたくないし、でも、あんまり変な付け方をして押している時にポロッと外れて足の上に落ちてきたりしたらいやだし(額に「肉」ならぬ足の甲に「と」)、など取り付け方についてはしばし思案。

結局、手近にあった12mm径の圧着端子を使うことにしました。圧着端子は銅で出来ているので熱伝導率も良さそうです。圧着端子の輪の中にこて先を入れて万力で圧着して、端子の先を90度まげて、真鍮ブロックを真鍮釘で止めました。

コテと焼き印は圧着端子でつなげました

コテと焼き印は圧着端子でつなげました

なかなか立派に彫れました

なかなか立派に彫れました

完成したコテがこれです。(ちょっと頭がお辞儀しているのはご愛嬌)

100Wのハンダゴテに取り付けました

100Wのハンダゴテに取り付けました

実際に押してみた結果はこれです。いままでよりも印影がはっきりして焼きムラが少なくなりました。コツを掴めばもう少しうまく押せそうです。

いままでよりも印影がはっきりしました

いままでよりも印影がはっきりしました

今後制作するとじ助にはこの印が押されます。

ながなが読んでいただきありがとうございました。
今後とも 製本工房 とじ助 をご愛顧いただけますようよろしくお願いいたします。